心と体を癒やす料理 寿司・和食「一」(いち)

医食同源とはこういうことなのでしょうか。

日常の悪食ダメージが浄化される。そう感じさせる何かがその料理にはありました。

たまには良いモノを食べないと。そう思い向かった先は長岡市古正寺にある寿司・和食「一」(いち)

「一」(いち)は前から身の回りの料理人や経営者さんからオススメされていて、いつか行ってみたいとずっと思っていたお店。ようやく念願が叶いました。

通していただいたのは水庭のあるテーブル席の個室。

噴水から落ちる水滴が波紋を作り、ライトアップされたその揺らぎがなんともいえぬ心地良さを感じさせるお部屋です。
1/f揺らぎのリラックス効果ってこういうこと。

前菜の「本日の逸品十二揃え」。

赤い小皿に丁寧に盛り付けられた繊細な料理の数々。
視界に入った瞬間、その華やかさに見惚れてしまいました。

「松茸と秋の味覚蒸し」

ほんのり、で、ほっこり。
そんな秋らしい味わいが体と心を暖かくしてくれるお鍋です。

「秋鮭とイクラの親子ロール寿司〜山葵醤油ジュレを添へて〜」

体によいと知りつつ食べる機会の少ない胡麻たっぷりのロール寿司。

ワサビのピリッとした辛さと胡麻のまろやかさの組み合わせが絶妙で、これまでに食べたことのない味わいでした。

「鮑を感じる馬鈴薯まんじゅう〜味噌クリームソース〜」

白い大皿にジャガイモがポツンとひとつ。

見た目にはなんの変哲もないこの料理。実は大きな驚きが隠されていました。

ジャガイモに見えていたモノの正体。

それはマッシュしたジャガイモを再びジャガイモのカタチに成形し直すという手の込んだ料理でした。

見た目はフレンチっぽさを感じましたが、手の込み方は完全に和食のソレですね。

今回はじめて「ノンアルコール白ワイン」を飲んでみました。

本物と違って渋味に物足りなさがあるものの、ワインらしい風味はしっかり感じられました。

「三種のロースト食べ比べ〜和牛・海鮮・きのこ〜」

三種の焼き物を食べ比べるという贅沢。
和牛は正義だという結論に達しました。

「握り寿司 三種「一」スタイル」

見た目から伝わるように、いずれも美味しいお寿司でした。

見てください、この味噌汁のお椀。
深紅と金の塗りがとても綺麗で、惚れ惚れしてしまいます。

食洗機の心配はしなくていいのです。

「安納芋のプリン〜赤ワインジュレ〜」

クリーミーな安納芋のとろけるような甘さと、ほのかに酸味を残した赤ワインのジュレ。
異なるふたつの味わいによる、さわやかな甘酸っぱさが口の中に広がります。

ちなみに安納芋とは種子島が原産のサツマイモの一種だそう。


「一」(いち)の料理は丁寧で繊細。いずれも上品さを感じさせる料理でした。

ひとつひとつが料理として美味しいだけでなく、「体に良いものを食べている」というどこか薬効的な印象を受けたのが新しかったです。

食べ過ぎの満腹感は、食後に罪悪感に変わります。
食べ放題での暴飲暴食の結末はいつもそれです。

「一」(いち)の料理は満足感を感じさせるもので、食後に納得感に変わります。
体にとても良いことをしたような。自分を少しだけ大切にできたような。
そんな心持ちになれたことで、精神的にも良い影響があったのではないかと思います。

最後に、スタッフの方たちの対応が行き届いていて、とても気持ちの良い時間を過ごすことができたことにも感謝。
料理同様に上品で丁寧な接客が印象的でした。

こうして私も「一」(いち)をオススメする側の人間になりましたとさ。
めでたしめでたし。

寿司・和食「一」(いち)