Amazonや楽天のセールと、PayPayキャンペーンをスルーして気がついたこと

先週から今週にかけ、巷では大きなお買い物セールやキャンペーンが開催されていました。

割引タイムセールが話題のAmazonサイバーマンデー。
半額商品やポイント倍増が魅力の楽天スーパーセール。
購入金額の20%、または全額還元するPayPayの「100億円あげちゃう」キャンペーン。

普段よりお得に買い物できるとあって、ブログやSNSでは多くの購入報告や利用報告を見かけました。

いつもの私ならこの機会を見逃す手はない!と真っ先に参戦したと思います。
けれど今回は、セールで何も買わずキャンペーンも利用しませんでした。

なぜ、お買い得なチャンスをスルーしたのか。

年末の大型セールやキャンペーンの裏側で、人知れず闘い続けた私の記録を書き残しておきます。

お得という「まやかし」

結論からいってしまうと、私にとってセールやキャンペーンはお得じゃないな、と気がついたからです。

今だけの大幅な割引率
驚愕のポイント還元

それらが私には「まやかし」としてよく機能してしまうのです。

高額商品を買ったという誰かのブログ記事。
何%割引で、その割引率が適用されるのはいつまでだという。
少し気になってはいたものの、特別欲しいと思っていたわけではないソレが、なぜか翌日には手元にある。いい時代になったものです。

そして翌日にはメルカリに出品し、即買い手が見つかり商談成立。
Amazonで仕入れてメルカリで売る。利益率-30%。辛い時代になったものです。

本当に欲しいモノなのか

今、私の部屋にある家具はコタツとベッドだけです。
モノといえるのはMacとiPhone、カメラぐらい。あとはそれらに付随したモノがいくつか。

他人からは私がミニマリストにみえることでしょう。
しかし私をよく知る人は、私が毎日のようにネットで買い物をする物欲の塊であることを知っています。
私の別ブログでは、連綿と続く物欲の歴史を今日も元気に刻み続けています。

「良品にめぐり合うためにはコストがかかる」

そんな考えの元、買っては売ってを繰り返してきました。

私たちは未来を予見することができません。
であれば今日できることとして、欲しいモノを買って使ってみて、その結果が期待にそぐわないものであれば手放す、というプロセスは合理的に思えます。
買うか買わないかを悩む時間がもったいない。

問題は「欲しいモノを買って」の部分。
本当に欲しいモノなのであれば、そのプロセスを適用することになんら疑問は感じず躊躇もしません。
しかしそれが本当に欲しかったモノでなく、まやかしによるものだった場合はどうでしょう。

本当に欲しいモノとは

私の数少ない持ちモノのMac、iPhone、カメラ。
これらは、セールやキャンペーンではなく平時に定価で買ったものばかり。
購入店舗は、楽天やAmazonではなく、Appleストアやソニーストアなど公式サイト。理由はメーカーならではの安心保証。こんな私を情弱と笑うでしょうか。

こういうことなんだろうな、って思います。
本当に欲しいものは、価格で選んでないですよね。

セールやキャンペーンを根拠にした買い物は、「欲しいモノ」を買っているのではなく「欲しくさせられたモノ」を買っているのではないか。

極論をいえば、セール期間中に「欲しい!」と思うモノがあったなら、あえてセール期間が終わのを待ってから買うことにする。
定価に戻っても、それでも欲しいと思えるのであれば、それはきっと心から欲しいモノなのではないか。

そう考えた私は、仮説が正しいか身をもって実験してみることにしました。

闘いの果てに

辛く苦しい闘いでした。

セールの話題に染まったブログやSNS。欲しかったモノをお得に買えて信じられないと喜ぶ人達。
買い物したい気持ちがウズウズしてきます。

無慈悲なことに、私の生活導線にはPayPayに対応したビックカメラがあります。
今すぐ駆け込んで20%還元の恩恵を受けたい!と何度も思いました。

「○○を買ったらPayPayで支払って20%還元、さらにお店のポイントがついて、クレジットカードのポイントも合わせると実質いくらで買えた!!」

この記事を見たときは、思わず前から気になっていた高額なカメラレンズの試算をしました。
さらに、この期間中にNintendo Switchでスマブラが発売され大きな話題となっていたこともあり、カメラレンズとNintendo Switchを買うか買うまいか非常に悩みました。

欲しかったモノを買うなら今しかない!
このビッグウェーブに乗らないなんてもったいない!

そんな心の声と闘いながら、寄せては返す物欲の波間を漂い続けました。

そしてむかえた2018年12月13日。
PayPayが100億円キャンペーンの終了を宣言。
これによりAmazon、楽天、PayPayの大型セール、キャンペーンがすべて終結。

翌14日。
私、カメラレンズ、Nintendo Switch、ともに買う気にならず。

そういうことですよね。


今回の実験で、セールやキャンペーンが、いかに私の物欲センサーを狂わせるのかよくわかりました。
「欲しい」という気持ちを正確に認識するのは、とても難しいことだと思います。

これは多くの人にとって目新しい事実でもなんでもないことです。
何を今さら、と思われた方もいらっしゃることでしょう。

私も多少なれど販売促進に関わるものとして「今だけ、ここだけ、あなただけ」が人の購買行動に及ぼす影響は知っているつもりです。自身の施策に応用したことも何度もあります。

けれど、そんな当たり前のことが自分自身のことになるとわからない、ということが全くわかっていなかったんです。見事に踊る自分に気がつくことができずにいました。

煙草を吸っているときは煙草の匂いに気がつけないように、セールやキャンペーンがお得と思って買い物し続けている間は、気がつけないことがあるように思います。

自分の買い物に疑問を感じたことがある人は、あえてセールやキャンペーンなどのお得情報をスルーしてみるのをオススメします。
たった一度の実験で、今後の人生に良き影響を与える「何か」に気がつけるかもしれません。

ぜひお試しを。