平成という時代をふり返って

31年ほど続いた平成も、いよいよ今日が最終日となりました。
今日は平成最後のブログ記事として、平成という時代をふり返ってみたいと思います。

平成をふり返ろうとすると、まず「どんな時代だったか?」という問いが頭に浮かびます。

平成はどんな時代だったか。
考えてはみるものの「よくわからない」というのが正直なところです。

私は今年で40歳を迎えます。
昭和が終わり、平成がはじまったのが1989年。当時の私は小学4年生(10歳)です。
昭和という時代を生きたというには短く、時代を語れるほど昭和を生きていません。そんな私が平成を「時代」という切り口で語ろうとしても、よくわからないと感じるのは必然といえそうです。

話を私の周辺に狭めて平成を考えると、やはり大きな自然災害が記憶に残っています。
平成16年に新潟県中越地方を襲った「7.13水害」と「中越地震」という2つの自然災害は忘れられません。

2004年(平成16年)7月13日に中越地方で発生した「7.13水害」。
自宅近くの堤防が決壊、氾濫し、濁流が自宅に押し寄せ、身動きが取れなくなりました。

「家から外に出ることができない」

この絶望感。
翌朝に水はひいたものの、洪水がもたらした被害は大きく、この年の夏は災害復旧に明け暮れました。

ようやく水害の復旧が一段落した2004年(平成16年)10月23日。
マグニチュード6.8、最大震度7の地震が中越地方を襲いました。「中越地震」です。
水害からわずか3ヶ月後の出来事でした。

中越地震は7.13水害よりさらに大きな被害を中越地方にもたらしました。
建物は倒壊し、道路はあちこちで陥没。幸いにして私の家は全壊をまぬがれたものの、何人かの友人たちは避難所で暮らした後、仮設住宅での生活を余儀なくされました。

この2つの自然災害に見舞われた平成16年は、2月に母親が亡くなり、11月には子供ができて結婚した年でもありました。葬式、災害×2、結婚というイベントが一年のうちに発生したのです。
平成をふり返ろうとすると、この年のことが思い出されるのは、私にとって大きな人生の岐路がこの年に集中したからなのでしょう。

社会的にみても平成は、甚大な被害をもたらした阪神・淡路大震災や東北大震災をはじめ、各地で自然災害に悩まされた時代のように思えます。

なんだか悪いことばかりにみえる平成ですが、ないものを見れば戦争がなかったのは本当によかったと思います。平成までの時代は戦争の歴史でもありましたから。
日本において国同士が争い、人と人とが傷つけ合う戦争がなかった。それだけでも平成という時代を「よい時代だった」とふり返る根拠になる気はします。

明日から新元号「令和」の時代がはじまります。

いつか令和が幕を閉じる時、「平成と違って令和は穏やかな時代だったね」と人々がふり返る、そんな時代であってほしいと思います。