星のや軽井沢 山路地の部屋 宿泊記

星のや軽井沢 集落風景

もし余命わずかな身で、人生最後の旅先を選ぶとしたら。

私は迷わずこの宿を選ぶ、そう思います。

星のや軽井沢

水波の部屋 外観

星のや軽井沢は、長野県の軽井沢町にある温泉旅館。

昨今、海外進出で話題のリゾート運営会社「星野リゾート」創業の地です。

水波の部屋 外観

星のや軽井沢、最大の魅力。
それはここでしか得られない「癒やしとくつろぎ」の時間です。

癒やしとくつろぎ。
知っているようで知らないような曖昧な言葉。

星のや軽井沢にある「癒やしとくつろぎ」とは、どのようなものか。

この宿泊記で、それをお伝えしたいと思います。

レセプションの生演奏

レセプションの生演奏

鐘、鈴、銅鑼。
オリエンタルな音色が部屋を包みます。

レセプションで通された小部屋では、和の打楽器による生演奏が待っていました。
部屋には私たちと奏者のみ。突然の非日常体験。

空気を震わす打楽器の音色が、日常とは違う場所に来たことを強く感じさせます。

絶景の館内風景

館内風景 路地

塀で外界と隔絶された星のや軽井沢の敷地内。

まるで映画のセットのような絶景がそこにありました。

絶景の館内風景 椅子の置かれたテラス

絶景の館内風景 小川

せせらぎを奏で流れゆく川
木漏れ日に照らされる緑多き丘

時折、カモの親子が目の前を泳いでいきます。

絶景の館内風景 カモの親子

絶景の館内風景 カモ

美しくも懐かしい水辺の風景。

まだ宿に着いて半刻ほど。
なのに、心は日常をすっかり忘れていました。

山路地の部屋

山路地の部屋 ベッドルーム

くつろぐなら家でもできる。
今はその考えが間違いだったとわかります。

滞在したのは「山路地の部屋」。
私はこの部屋で本当の「癒やしとくつろぎ」を知りました。

山路地の部屋 リビング

山路地の部屋 灯り

山路地の部屋 大きな窓

山路地の部屋 ベッドルームの灯り

山路地の部屋 洗面所

山路地の部屋 檜のお風呂

高くゆとりある天井
広く静かな室内
大きな窓から差し込む木漏れ日の優しい光

テレビなど余計な備品は一切なく、照明は必要最小限。

薄暗い室内は、自分の息づかいに気がつけるほど静かです。

山路地の部屋 リビングのソファ

堀りゴタツ式のテーブルとソファ。

ソファに身をあずけ、部屋の静けさを感じる。
ただそれだけで多幸感に包まれます。

何もしなくても幸せになれる。
それが山路地の部屋の魅力です。

幻想的な水辺の夜景

幻想的な水辺の夜景

幻想的な水辺の夜景

幻想的な水辺の夜景 揺れる水面

幻想的な水辺の夜景 橋

幻想的な水辺の夜景

幻想的な水辺の夜景 テラス

あかりが灯されると、集落は幻想的な雰囲気になります。

ゆらゆらと水面に揺れる部屋の明かり。
日常で張りつめていた心が、ゆっくりと溶きほぐされていきます。

「日本料理 嘉助」の夕食

日本料理 嘉助

夕食はメインダイニングの「日本料理 嘉助」でいただきます。

嘉助 夕食メニュー

嘉助 夕食メニュー

嘉助 夕食メニュー

嘉助 夕食メニュー

嘉助の夕食メニューは、旬の食材を使った懐石料理。
繊細な仕事が加えられた料理をゆっくりと味わいます。

味わうのに夢中で、後半は写真のことをすっかり忘れていました。

「ピッキオ」を散歩

ピッキオの施設

夕食の後はスタッフの勧めで「ピッキオ」という森の施設を散歩することに。

ピッキオ 水辺の散歩道

小さな灯りに照らされた水辺の散歩道。
水に落ちないようにゆっくりと歩きます。

ピッキオ 池

メディテーションバス

メディテーションバスの外観

星のや軽井沢の温泉は「メディテーションバス」と呼ばれています。

メディテーションとは「瞑想」という意味。体験前は温泉と瞑想が結びつかず困惑しましたが、いざ体験してみると温泉も瞑想もリラックス効果を得るという点で共通すると気がつきます。

メディテーションバスには「光の湯」と「闇の湯」という2つの浴場があります。特筆すべきは闇の湯。闇の湯はその名が示すように真っ暗で狭い小部屋です。自分以外に誰がいるのかも判らず、暗所や閉所の恐怖症でない私でも怖さを感じます。

なぜこんな温泉がここに?

最初は困惑します。しかし恐怖を抑えて墨汁のような温泉に身を沈め続けると、なんともいえぬ感覚が全身を覆っていくのがわかります。目からの刺激を遮る暗闇、チャプチャプと心地よい水音、全身を包む暖かなお湯。はじめて感じたようで懐かしくもある不思議な感覚。

温泉から出る頃には、生まれ変わったような真新しい気分になっていました。

ライブラリーラウンジ

ライブラリーラウンジ

ライブラリーラウンジ

メディテーションバスで生まれ変わった後は、ライブラリーラウンジで本を読んで過ごします。

普段は楽しむための読書はしませんが、このライブラリーラウンジでは本を読みたくなるから不思議です。

テラスの風景と朝食

テラスの風景

テラスの風景

テラスの風景

嘉助の風景

風光明媚なテラスの風景。
それを眺めながらの朝食。

嘉助の朝食メニュー

嘉助の朝食メニュー キノコ鍋

朝食のメニューはキノコ鍋。

かなりボリュームがあるように見えましたが、いずれも体に優しい食べやすい料理ばかりで気がつけば完食。

美しい風景と、美味しいご飯。
贅沢で幸せな朝御飯でした。


あるべきところに帰ってきた

滞在中、幾度となくそんなことを感じました。
はじめて訪れたはずの星のや軽井沢が、妙に懐かしく思えるのです。

星のや軽井沢の滞在を思い返すとき、いつも心が想い焦がれるのを感じます。「帰りたがっている」、そんな感覚です。

私が思う以上に私の心は星のや軽井沢の滞在で満たされ、充足を感じていたようです。

星のや軽井沢の「癒やしとくつろぎ」の理由。
それは心が求めているものに出会えるから。

人生最良の宿泊体験でした。

星のや軽井沢(公式HP)
星のや軽井沢(Googleマップ)
星のや軽井沢(楽天トラベル)