赤倉観光ホテル 宿泊記ブログ

ちゃぷちゃぷ、ちゃぷちゃぷ、心地よい水音。
足先を出してみる。その先に見えたのは——絶景。

ここは天空のホテル。
贅沢と絶景を求める人のお部屋です。

赤倉観光ホテル

赤倉観光ホテルは新潟県妙高市のリゾートホテル。日本百名山のひとつ「妙高山」の中腹に位置します。

赤倉観光ホテルは「絶景」でその名を知られるホテルです。

標高1,000メートルからの大パノラマ。
日本海から長野県へと続く大連峰が望めます。

赤倉観光ホテルの名を世に知らしめた大雲海。
ホテルと外界をへだてるように雲海が広がります。

プレミアム棟 P4

宿泊したのは赤倉観光ホテル プレミアム棟のお部屋 P4

絶景をひとり占めするテラス。
視界いっぱいの絶景に包まれる素晴らしい眺めです。

源泉かけ流しの温泉露天風呂。
湯けむりごしに見る絶景の風流なこと。風情と情緒に心が癒やされます。

温水がたっぷりと満たされたプール。
水に体をあずけ、ゆらゆらと浮かび絶景を愛でる。至福の時間。

ベッドルームは2部屋。そこにふわっふわのベッドが4台。

モザイクタイルが艶やかな洗面台。
エレガントなたたずまいが非日常を演出します。

夕食:アクアダイニング

夕食はプレミアム棟のレストラン「アクアダイニング」でいただきます。

地元ワイナリーの赤ワインで乾杯。

料理は海と山の幸を使ったコースメニュー。
繊細で上品な料理に、お腹と心が満たされます。

松阪牛、飛騨牛、そこに追加オーダーのフォアグラを添えたメインディッシュ。あぁ、絶景かな。

そうそう、スタッフの方たちは「歌」がとてもお上手です。
誕生日を過ごされる方はぜひ相談されてみてはいかがでしょう。

月の出

この日は十五夜、中秋の名月。
まん丸で明るい月が夜空に登っていきます。

10月の夜はひんやりとして寡黙。
いつまでも月をながめていました。

雲海

夜明け前、午前五時。
雲海がその姿を現しはじめます。

遠くに、ちょっとだけ。
この日の雲海はひかえめで、大雲海にはなりませんでした。

自然が相手ですから仕方のないこと。
わかってはいても少し残念です。

「また来る理由ができたね」

このお部屋でそういえたなら、それは大したものです。

日の出

東の空が明るくなり、鳥がさえずる頃。
朝を告げる太陽が絶景を照らしはじめます。

青、紫、橙。
夜明けの空は表情が豊かです。

そのとき、私は裸でした。
肩まで湯につかり、景色が色づく様子を眺めていました。

全裸で日の出を迎え、全身全霊で朝日を受け止める。
それは中毒性があると知った朝でした。夜が明けました。

朝食:ソルビエ

朝食は本館のレストラン「ソルビエ」でいただきます。

朝食の習慣がない私でも食べられる軽めのメニュー。

お皿に描かれた風景。
これは赤倉観光ホテルから見た妙高山です。

気がつくと少しうれしくなります。

自家製のパンはとても美味しく、おかわりをお願いしました。
ふわふわサクサクのパンにはあらがえません。

美味しい朝食をゆっくり味わって食べる。
幸せに満ちた朝のひとときでした。

さいごに

背伸びして泊まり、大いに勘違いしてみる。
人生にはときにそんな瞬間があってもいいと思います。

この世をば わが世とぞ思ふ
望月の欠けたることも なしと思へば

平安時代の権力者、藤原道長が栄華の絶頂で詠んだ歌です。
丸い満月のように欠けるところがなく、すべてが自分の思い通りになる様子を表したといいます。

部屋の露天風呂につかり、満月が絶景を照らし登りゆくのを見ながら、この歌のことを思い出しました。中学生時代の学びを持ち出さねばならぬほど、深い満足にあったのでしょう。栄華を極めたような気分を味わいました。

もちろんそれは錯覚です。この贅沢なお部屋が見せてくれた夢まぼろし。現実の私は藤原氏の世話係にすぎぬ身分(うちの社長は藤原)。栄華にはほど遠い日常を送ります。

不慣れな贅沢は、体によく染みます。
かつての権力者と自分を重ね合わせるまでに、そう時間はかかりませんでした。そこから先はチェックアウトまで道長モード。全力で勘違いしながら、このお部屋の贅沢さを余すことなく楽しみました。この世をばー。贅沢に慣れ親しんだ方ではこうはいかないでしょう。

私の栄華はチェックアウトで終了しましたが、思い出は残りました。束の間だったはずの私の栄華は、思い出になることで永遠となり、思い出すたびに心持ちを明るいほうへと向かわせます。なるほど、たとえそれが勘違いの栄華であったとしても、栄華の記憶には後の人生をも明るく楽しくする作用がありそうです。

背伸びも勘違いも、たまにはしてみるものですね。

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